
News/ 過去のニュース(2017年)

年末の仕事は、小作料の伝票作成
2017.12.27
年末、いちばん大変なのは事務作業です。主に、小作料の支払いをするための伝票作成作業を行います。
小作料とは、「農地の借地料」です。
現在、もりなが農園では自社の農地に加え、多くの方々から農地をお借りして農産物を育てています。農地をお借りしている地主さまの数は、実に約60人にも上ります。
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業従事者の高齢化が進み、担い手も減少している昨今ですが、止むを得ず農地を手放さなければならない方々が、年々、増えてきています。そのような現状もあり、「ウチの畑を使ってくれないだろうか」との要望が多く寄せられるため、もりなが農園では、毎年1haずつ農地が増えている状況です。
広大な面積の農地を管理するのは骨が折れますが、「少しでも農業を活性化させ、土地を活かしたい」との思いで、農地を借り上げるか、多少、無理をしてでも購入するように努めています。
小作料の支払いは、すべての地主さまのお宅を一軒ずつ訪問して手渡しで行っています。小作料の支払い時期は、地主さまとのコミュニケーションを取らせていただく貴重な機会でもあります。中には、父の代から40年以上もお付き合いのある地主さまもいらっしゃいます。
小作料については、戦前は米や麦などの“物納”が一般的だったそうです。しかし、昭和45年の農地法改正により、現在は原則的として“金納”になりました。
もりなが農園では、大切な農地をお借りしている地主さまへの感謝の気持ちも込めて、金納と併せて、物納(お米)もさせていただいています。年末は、信頼して農地を預けて下さっている地主の方々へ、改めて思いを致す時期でもあります。
慣れない事務作業ではありますが、小作料の支払いに抜けが無いように、目を皿のようにしながら帳簿に向かっています。
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シロガネコムギの種蒔きを行いました!
2017.12.21
もりなが農園ではこのほど、麦蒔きを行いました。
品種は、主に九州地方を中心とする西日本で栽培されている『シロガネコムギ』。冬蒔きの品種です。

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シロガネコムギは、粘りが少ないいわゆる“薄力粉”。製粉されて、焼き菓子や天婦羅の衣、麺などに使われます。ちなみに、シロガネコムギはパティシエの方々に人気なんだとか。
防虫コーティングが施されたシロガネコムギを、肥料と共に畑へ蒔いていきます。
もりなが農園では12月にシロガネコムギを蒔いていますが、やはり地域によって適正な播種期や播種量があります。適切な播種期を逃してしまうと品質・収量に大きな影響が出るため、いつも細心の注意を払いながら種蒔きを行います。
トラクターが畑に入ると、地表に出てきた虫を狙って鳥たちがやってきます。今回は、サギのほかカササギ、ハクセキレイなどが虫を啄んでいました。こうした鳥たちの姿を見るもの楽しいものです。
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大豆の刈り入れが終了しました!
2017.11.28
もりなが農園ではこのほど、大豆の刈り入れを行いました。
秋も深まってきた11月中旬、収穫を迎えた大豆「フクユタカ」です。この大豆はタンパク質の含有量が多く、豆腐や納豆、豆乳など加工適性の高い人気品種です。

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ほどよく乾燥した大豆。乾燥しすぎると豆が鞘からこぼれてしまうので、注意が必要です。刈り入れ時期の判定は、畑で大豆の乾燥具合をつぶさに確認して行います。
刈り入れ当日は、抜けるような青空の下、作業を行うことができました。
大豆の刈り入れと併せて、畑の除草も行います。スタッフが手分けして畔の草刈りや、畑の厄介者であるアサガオの除草を行いました。
収穫した大豆を、ホッパーに移していきます。
勢いよく投入される大豆。
ホッパー投入時は、収穫時に大豆に混ざった小石などを手作業で取り除いていきます。今年の大豆も良い出来です!
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“つやおとめ”の刈り入れを行いました!
2017.10.26
新米の季節です!
もりなが農園ではこのほど、つやおとめの刈り入れを行いました。
今年のつやおとめは、非常に良い出来です! どうぞ皆さまお楽しみに!

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刈り取ったつやおとめの籾は、コンバインから軽トラックに積んでいる刈取袋に移し変え、社内倉庫内に運びます。
籾の搬入は、軽トラックを2台使ってピストン運送していきます。
刈り取ったつやおとめは、籾から籾殻を取り除く「籾摺り」(もみすり)の作業にかけられた後、乾燥を行います。
もりなが農園では、お米の乾燥に遠赤外線乾燥機を使用しています。
遠赤外線方式で乾燥したお米は、表面も内部も均等に熱が行きわたるのが特徴です。スムーズに水分が乾燥していくので、旨味成分をしっかり閉じ込めた美味しいお米に仕上がります。
お米の乾燥作業は非常にデリケート。もりなが農園では、2~3時間おきに水分量をチェックしています。
睡眠時間も少なくハードな仕事ですが、このきめ細やかな作業がお米の品位につながります。
手間暇かけたもりなが農園のお米は、飲食店の皆さまにもご好評をいただいております。この味を、ぜひご家庭でもご賞味下さい!
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稲刈りの時期がやってきました
2017.10.01
いよいよ稲刈りの時期がやってきました。
天候に左右される米づくり。西日本は昨年に比べると平均気温が高かった上に、比較的、雨も少なかったのですが、もりなが農園の稲たちは元気に育ってくれました。
こちらはヒノヒカリの田んぼです。

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田んぼの中に入り、稲の状態を確認します。土づくりと日ごろの管理の甲斐あってか粒が大きく、たくさん実がついています。
通常、ヒノヒカリの稲穂には約80粒ほどの実がつきますが、この穂には、約90粒もの実がついていました。
こちらは、もりなが農園が力を入れている品種、つやおとめの田んぼです。
つやおとめはヒノヒカリに比べると、やや成熟期が遅いため、刈り入れは10月中旬ごろになりそうです。また青味がかかった稲穂。もう少しで、鮮やかに山吹色に変わります。まもなく、皆さまに美味しい新米をお届けできます。どうぞ楽しみにお待ちください。
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モチダワラの穂が出てきました
2017.09.13
もりなが農園が今年から育てている新品種のひとつ「モチダワラ」。
順調に生育し、穂が出てきました。

モチダワラは、名前の通り糯(もち)の水稲で、加工米として利用されています。
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主に米粉として利用されているほか、米菓や業務用の餅原料として使われています。
モチダワラは写真の通り水稲に勢いがあり、根張りも違います。
(右側の穂が付いているのがヒノヒカリ、左側がモチダワラです)また、多収米で、一つの穂についている米粒の数も、かなり多くなっています。
稲穂を持ったときも、かなり重さを感じます。モチダワラとヒノヒカリの米粒を、実際に数えてみました。
すると、ヒノヒカリは一つの穂に80~90粒ついていたのに対し、モチダワラは約190粒もついていました。まだすべての稲に稲穂が付いていませんが、モチダワラの稲穂が出そろうと、首をもたげた迫力のある稲穂の姿が見れると思います。
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大豆が芽吹きました!
2017.07.21
早くも大豆が芽吹きました!

もりなが農園の大豆畑。2日前に植えた大豆(品種はフクユタカ)の様子を確認するため、畑の土を掘り返してみました。
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すると、立派に発芽している大豆が顔を出しました! 大豆の生命力は本当に強いですね。
大豆はこれから大地にガッチリと根を張り、グングンと伸びていくでしょう。
もりなが農園の大豆畑には、稲藁をたっぷりとすき込み、土着菌微生物のチカラを生かした土づくりを行っていますので、陽の当たる土の表層部分も見た目よりずっと柔らかです。その理由から、大豆の発芽率はとても高くなっています。(ガチガチの固い土ですと、思うように発芽してくれません)
もりなが農園の大豆は、うまみがたっぷり詰まっていますので、枝豆で食べると特に美味しいですよ。
また、一晩水に浸けた大豆をご飯に炊き込んだ「大豆ご飯」もオススメですし、煮豆をはじめカレーの具にしても美味しいですね。
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田植えが始まりました!
2017.06.23
もりなが農園の田植えが始まりました!

ズラリとならんだ稲苗たち。
植える稲苗は、約39,000坪分です!
稲の品種は、つたおとめ、ヒノヒカリ、寿限無(酒米)、元気つくし、モチダワラなど。
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朝の5時から日が暮れるまで、汗だくになりながらの作業が続きます。
夕刻になると、夕日が水田に映えて美しく、日中の疲れを癒してくれます。
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麦の花
2017.05.09
もりなが農園の麦畑では、麦の花が開花期を迎えています。

穂から見えている小さな白い物、これが麦の花です。
開花後からは実がどんどん太っていくと共に、穂が美しく色付いていきます。
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麦の刈り入れは、6月中旬頃になる予定です。
おまけ。麦畑近くの水路に住む緑亀たちです。
冬眠から覚めたばかりの亀たち。
餌を求めて集まってくる愛らしい姿にいつも癒され、ついつい時間が経つのを忘れます。
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明けましておめでとうございます
2017.1.19
新年、おめでとうございます。
平素より格別のお引き立てをありがとうございます。
本年も、どうぞ宜しくお願い致します。

米農家が手がける仕事の一つとして、正月用の「しめ飾り」作りがあります。
昨年末、もりなが農園では、当園の稲わらを使用して「しめ飾り」作りのワークショップを開催致しました。
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ワークショップは小学生や年配の方など多数の方々にご参加いただきました。自宅のしめ飾りを手作りできるとともに日本の伝統文化も学べるとあって、ご参加の皆さまにはたいへん好評でした。
今年の年末には、小学校でのしめ飾り作り教室の開催も決まりました。
なお、教室開催等のご要望がありましたら、もりなが農園までご連絡下さい。
さて、今月は麦畑への追肥(ついひ)作業を行いました。今シーズン、麦の作付けは22町です。約100トンの収量を見込んでいます。
トラクターに装備した種まき機に肥料を入れ、さらに麦踏み用のローラーを付けて、麦踏みを行いながら施肥を行なっていきます。
“踏圧”(とうあつ)された麦の上に肥料が振られていきます。
踏圧された麦は、「エチレン」と呼ばれる植物ホルモンの働きによって成長が活発化し、茎が太く強い麦に育ちます。
こうした作業は、3月まで約10日~2週間おきに続けられます。