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麦の生育と農業機器のメンテナンス

十日前、もりなが農園のある柳川 七ツ家は濃霧が発生しました。

この辺りではときどき見られる幻想的で美しい光景ですが、霧の影響で畑の土はたっぷりと水分を含みます。

こういった日は、土が乾くまで農業機械を畑に入れることができませんので、作物の生育状況のチェックと農機具のメンテナンスを行います。

まずは、麦の生育状態をチェック。
今冬は寒さが厳しいため、麦の目が出るのも一カ月近くかかりましたが、観察すると天に向かって葉先がピンと伸びていました。とても良い感じです。

次に農機具のメンテナンスです。
まず、種蒔きや施肥などに活躍する多目的機器「ビークル」のエンジンオイルのチェック等を行います。

次に、コンバインのメンテナンスです。稲穂から籾を取り除く「こぎ刃」と呼ばれる部品の交換等も併せて行います。
このこぎ刃ですが、摩耗や変形したまま使用すると、効率が下がる原因になります。
こぎ刃が付いている円柱状のドラムには、小さい穴が二カ所空いているのですが、ここから内側に手を伸ばしスパナを使って交換作業を行います。
(こぎ刃は、ドラムの内側でナットとボルトで固定されており手元が見えません。かなり骨の折れる作業です)

一通りのメンテナンスを終えた農業機械たちは、また従来通りのパフォーマンスを発揮してくれることと思います。
作物や人間の身体、そして機械も日ごろのメンテナンスが大事ですね。