「にじのきらめき」の試験栽培を行っています!
9月に入っても局所的な大雨が続く福岡県です。この時期にこうした天候不順が続くと受粉が進まず、収穫量にも影響が出るところですが、このほど無事に出穂期を迎えることができました。
さて、皆さまに初めてアナウンスさせていただきますが、もりなが農園では今シーズンより新品種の試験栽培を開始しました!
品種の名前ですが、‟完成された品種″と言われる「にじのきらめき」(農研機構育成)です。
「にじのきらめき」は、北陸223号、西南136号をかけ合わせて誕生した極良食味米です。
当園における現時点での栽培面積は、園地全体の3%ほどです。しかし、当園の人気品種となる可能性を秘めているお米ですので、日々の生育状況の確認をとても楽しみにしています。
高温に強く多収なのが特徴
「にじのきらめき」の特徴は食味だけではありません。高い耐病性が特徴で、縞葉枯(しまはがれ)病や、いもち病などに抵抗性を持っています。そのため、栽培が容易な品種とも言われています。
また、高温にも強く耐倒伏性も高いのが特徴です。気になる収量は、15~30%も多いと言われています。米の粒は大きく甘味のある食感を持っていますが、九州の地で育ったものがどのような味になるのか楽しみです。
今年の出来次第では、来季の作付けを大幅に増やそうと考えています。飲食店の皆さまも、どうぞ楽しみにお待ち下さい。