潮風害地域 対応した「にじのきらめき」の試験栽培を行っています!
先月末から行っている稲刈りも、終盤に差しかかってきました。
今年も潮風による被害を受けましたが、前もって潮風害の影響が強いエリアには飼料米(家畜用米)を植え付けるなどの対策を行っていました。その結果、被害は最小限に済んだ模様です。
飲食店さま向けのお米も出来が良く、特に今シーズンに試験栽培を行った「にじのきらめき」(農研機構育成)は、天候の不安定な中にも関わらずたいへん良い出来になりました。「にじのきらめき」の食味などについては、また来月にニュースでお知らせ致します。
天候不順が続く中での米づくり
今シーズンも天候不順に見舞われましたが、来シーズンはよりきめ細やかな園地管理が求められそうです。
もりなが農園の園地は海辺に面している所も多いのですが、園地を見回った際は、いたるところに潮風害の痕跡を見つけました。
強い生命力と繁殖力を持つセイタカアワダチソウも、潮風を被って黒く縮れるように枯れてしまっていました。
これから刈り取る稲を観察すると、潮風の影響を受けて葉先がささくれた状態になっていました。
来シーズンもこうした状況は続くと思います。こうしたなか、厳しい天候下でものびのびと育つ品種を選択する必要があります。
食味の良さはもちろん、高い耐病性と倒伏性を併せ持ち、多収が見込める品種がより求められていくと思います。
ひと昔前は、主に食味の追求だけに心を配ればよかったのですが、天候不順が続く昨今は、気候の変化に合わせての米づくりを行う必要が出てきています。
米農家の腕が試されている、とも言えるのではないでしょうか。