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竹肥料を使った米づくり

竹の微粉末を使ったボカシを作っています

今シーズンより、もりなが農園では竹肥料を使った米作りに取り組んでいます。
使用しているのは、伐採した孟宗竹を微粉末にした「微粒子竹パウダー」です。これを2〜3割ほどボカシに混ぜ込んでいます。

竹パウダー入りのボカシは、倉庫の隅で寝かせて発酵させています。発酵を促進させる目的で定期的に天地返しを行いますが、ボカシの中に手を入れると驚くほど温かいです。

2月上旬は倉庫の中も3〜5℃と室温が低めですが、ボカシをスコップで掘ると湯気が出るほどです。おそらく竹に含まれる「糖分」や「乳酸菌」のために発酵が促進されているのだと思います。
乳酸菌は土の中に入ると酵母菌などの働きを助けます。また、土中のミネラルを溶かして養分吸収のバランスを整えるなど、色いろな効果が期待できます。

竹パウダー入りのボカシを田んぼや畑に鋤き込むと、

・稲や野菜の根張りが良くなる
・作物の糖度が上がる
・収量がアップする

と言われています。

竹パウダー入りのボカシを田んぼにすき込むのは今月から来月にかけてですが、感触としてはとても良い土壌改良剤になるような気がしています。

燃料代高騰の対策や収量アップにも期待

現在、原油価格の高騰が続いています。今後、農業資材も肥料や飼料なども軒並み値上がりの気配をみせています。

今回、この微粒子竹パウダーを使ったボカシ肥料作りに取り組んだことで、肥料代が節約できると考えています。
(販売会社によって竹パウダーの価格は異なりますが、竹パウダー自体は驚くほど安いのでおススメです)

ボカシ肥料自体はほぼすべての田んぼで使用するので、この2〜3割の肥料代を節約できるのはかなり大きいです。

竹はお米と同じくイネ科の植物ですが、この組み合わせが面白い結果を生んでくれると思います。