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馬鈴薯の収穫を行いました

梅雨入りの早さに驚いています。
福岡管区気象台によると、九州地方は昨年より27日も早く梅雨入りしたそうです。これは統計を開始して以来、2番目に早い梅雨入りだそうです。

天候不順でも一定水準の作物を

長年、農業をしていますが、カササギが巣作りをしにくるのは初めてのことです。
営巣がキッカケで、もりなが農園にも幸運が訪れるといいなと思っています。

先の読めない天候の変化は、農家として気を揉むところです。
もりなが農園の園地がある柳川 七ツ家では、ここ数年連続で台風や潮風害など被害に悩まされています。
農業を生業にしている以上、自然による作物への影響は覚悟していますが、ここ数年は本当に先の読めない気候になってきたと感じています。

そんな中にも関わらず、商談のご相談などをいただいておりありがたい限りです。
平穏な気候が続けば簡単に農作物が育ちますが、天候不順の中での農業は難しいものです。そのなかにおいても、一定水準の作物を育てたいと思っています。ここが農家としての腕の見せ所でもあります。

梅雨の合間に馬鈴薯を収穫

さて、柳川でも連日雨が続いていますが先日は貴重な梅雨の晴れ間になりました。
この日を利用してさまざまな作業を行いましたが、思い切って馬鈴薯の収穫を行いました。昨年よりも10日早い収穫でしたが割と玉太りしており、有難いことに出来も上々のようです。

正直、堀り上げるタイミングをもう少し後ろにずらすと芋のデンプン価が増して、もっと美味しくなります。しかし、天気予報をみるとしばらく雨が続くようでしたので、「このままでは腐らせてしまう」と思い、収穫に踏み切りました。

濡れた畑の土が付いている馬鈴薯は長持ちしませんので、やはり掘り上げるタイミングは晴れの日に限ります。
収穫早々、飲食店などから大量の注文が入り本当に感謝しております。

料理研究家にも天候不順でも一定水準の作物を

もりなが農園で育てている品種は主にメークインですが、デンプン価が高く荷崩れしにくいとのお声をいただいております。この品種は肉じゃがやカレー、シチューなど馬鈴薯の形を残したい料理に向いていますので、ぜひお試し下さい。

先日は、レストランの料理監修や特産品の開発などで活躍されている料理研究家の方にも当園の馬鈴薯を使っていただきました。

小豆などを入れた滋味あふれる「いとこ煮」などを作って下さったようです。馬鈴薯を使った料理も実に多様ですね。また月末にもご注文をいただきうれしい限りです!